チャプター 76

キャロライン視点

頼みの言葉はマークの唇から発せられた。けれど、その一語一語の内側で脈打っているのは、まるで私自身の鼓動だった。

「彼女を一緒に連れて行かせてくれ」彼は落ち着いた声で言った。だが、耳という耳を引き寄せる切迫した熱がそこに混じっていた。「彼女は鍵になり得る。ジャックを見つけるためだけじゃない――これ以上、長老や子どもたちが傷つけられる前に、やつを止めるための鍵だ」

指導者たちは輪になって座り、ちらつく炎の明かりに顔の半分を影で覆われていた。最初は誰も口を開かなかったが、視線だけが飛び交う――疑いの色を濃くしたものもあれば、古い遺恨の苦い滓をまとったものもある。

沈黙を破った...

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